託された想い

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和真。お前なら出来る

その言葉が今でも耳に残っています。僕の恩師でもあるイギリス人 投資家のベン・ロッドマンが亡くなる2週間前に電話越しに言ってくれた言葉。彼との想いと彼かのミッションをブログとして書き綴ろうと思います。

 

出会い

僕がバックパッカーとして世界を旅している時に、「おい、日本人!」と話しかけてきてくれた老人の車に躊躇なく乗車したことが彼との出会いでした。本来だったら知らない土地で手招きされただけで車に乗ってしまうなんて、頭のおかしいやつの行動だと自分でも今だからこそ思うのですが、当時彼に出会った時は何故かすごくワクワクしていたのを覚えています。

「何故この車に躊躇いなく乗ったんだい?」と質問してくる彼に、「僕は世界を変える人間です!」と咄嗟に言葉にして非常に笑われたのを覚えています。それが彼との出会いでした。

彼からのミッション

彼は単語単語でしか英語を話せなかった自分の為に日本語の通訳を用意してまでもお話をしてくれました。

「カズマ、お前は今の世界をどう見ている?」

「日本に帰ったら何をしたいんだ?」

「どうやって世界を変えたい?」

「何で世界を旅しているんだ?」

と何とも即答しにくい言葉を彼の屋敷で質問してきました。

当時の僕はビジネスなんて全く経験がなく、思いつきで夢を語るホラ吹き野郎でした。(今も変わっていないかも....)だから想いが非常に薄いまま、思いつきの回答をその場しのぎでしていました。しかしそんな僕に「見知らぬ人が手招きをして、その車に迷いもなく乗車したこと。一言目が世界を変えるということだった」という理由で彼の70年の人生で学んできたことを教えてくれました。それは

  • お金持ちを目指すなら、誰よりもお金を愛しなさい。
  • 人とのアポイントは借金してでも作りなさい。
  • いい生き方ではなく、いい死に方を目標にしなさい。
  • 1日を1440万円だと思って生きなさい。
  • 嫌な環境・人は上手に利用しなさい。
  • 生涯の師匠を4人見つけなさい。
  • 人・金・時間の順番を....。

ということをお話しして頂きました。

 上記の項目のみで内容については人生のミッションとして自分で答えを探せと言われ彼との出会いから3年経った今でも必死に探しているところです。

四人の師匠

彼からミッションを与えられて3年間、多くのことを考えながら生活をしているわけなのですが、今年中に人生の師匠を見つけてやろうと決め二人の方を師匠と呼ばせていただいております。

彼の話していた四人の師匠というのが

  • 人生の師匠
  • 仕事の師匠
  • 健康の師匠
  • 愛の師匠

です。師匠の定義は自分で決めろとのことだったので、僕の中の定義は感覚がピーンとくる人。2016年8月現在、生涯ついていこうと思った師匠が2人見つかりました。

 

その1人目が人生の師匠。その方は生命保険の販売をしている保険屋さん。だけど保険よりも情熱や愛、そして夢を「言い続け・想い続け・やり続け」ている方です。高円寺でたこ焼き屋をしていた時、「お客様に美味しいたこ焼きを食べさせたい」という想いをどこのお店よりもお持ちだったことから閉店した今でも多くのお客様が「あの人に会ったの?出会えて幸せ者だね!」と声をかけてきてくれるくらい「For you」を感じさせることができるくらいのストーリーやパッションを伝えてくれる師匠です。

 

そして2人目が仕事の師匠。その方はオーダーメイドスーツブランドの代表をされているスタイリストの方。彼は会えば会うほど大きな愛を注いで下さり、年齢も近いことから「兄貴」と呼ばせていただいている方。オーダースーツで「外見だけではなく、内面も整える」能力を持っていて、スーツを着用する冠婚葬祭や就職活動、仕事など全てのライフイベントで「感謝を形に」変えることができる師匠です。

 

その他の師匠はまだ見つかっていないのですが、年内中には見つけてやろうと思っています。よしっ、これからも彼の想いを形にして、多くの人へ届けたいと思います。